彼と彼女の(オタク)2 1

(C)2010 村山渉/幻冬舎
やっぱり恋(も)したい。そんなオタクな僕らへの純愛恋愛応援歌!(オビの説明書きより)
オムニバス形式で、大きく3つのストーリーが掲載されています。
大筋のストーリーはオーソドックスと言えばオーソドックス。
とはいえ、細かいところでは意外な展開も多く、楽しめます。
絵柄は表紙のとおりカワイイ目だし、安心して楽しめる作品だと思います。
・瀬野景太郎の場合
対人恐怖症の男子とデザイン会社に勤めるオシャレ女子、ともに(程度の差はあれども)アニメ好きな二人を巡るお話しです(まぁ、若干、男子側の独り相撲が目立ちますけどね)。
表紙に描かれている二人が登場人物ですね。
ふんわり系女子がなかなかカワイイ感じ。
・塩谷一雄の場合
熱帯魚マニアの男子と、その男子行きつけの店にいつもいる女子のお話し。
つかみどころがない女子と、それに振り回されている男子、という構図がストーリーの中心ですね。
常にアンニュイ表情を帯びた女子が、少々不思議な雰囲気をまとった美人さんという感じ。
最後の方で笑ってる顔なんかはカワイイですけどね。
まぁ、一番カワイイのはそのお店で働いているメイドの格好した女の子かなぁと思います。
・菱村凛子の場合
このお話しだけ、女子視点で描かれています。
田舎から出てきたお兄ちゃんラブな女子。
でも、その相手の男子は、女子のイメージを崩壊させるくらいの劣化っぷり。しかもメイドさんラブ。
ちなみに、このメイドさんは熱帯魚のお話しで登場した女の子と同一人物。・・・というかその店がお話しの舞台にもなっています。
田舎っ子の女子も十分カワイイですが、策を巡らせるメイドさんがなかなかに魅力的ですね。
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