EREMENTAR GERAD 1
著者:東まゆみ
マッグガーデン,2002年
・ストーリー紹介○エレメンタルジェレイドとは?
月刊コミックブレイドに連載されているマンガです。
空賊(くうぞく)の少年「クー」と、その空賊の強奪品の中に紛れ込んでいた、封印されていた謎の少女「レン」を中心とした物語。
レンはエディルレイドと呼ばれる、人の形をした武器であり、自分の身体を変化させて人間と一つになることができます。(同契=リアクトと呼びます)
さらに、そのエディルレイドを保護することを目的とした組織、アークエイルのメンバーも加わり、レンが向かうことを使命のように感じているエディルガーデンを目指します。
2005年にはアニメ化もされ、登場人物など大筋ではコミックスと同じですが、ストーリーの内容や展開の順番が異なっています。
コミックスとアニメ、両方を見比べてみるのも面白いかもしれません。
・概要 この1巻ではクーとレンの出会い、アークエイルのメンバーとの対峙し、共に旅を始めるところまでが収録されています。
そして最初の訪問地(?)であるエレ・ブランカ編の前半が収録されています。
・見どころ 第1巻ということもあり、登場人物にスポットを当ててみたいと思います。
まずはヒロインである、レンことレヴェリー=メザーランス嬢。

長い髪と眠たげな眼差しがポイント。
全編にわたり、だいたいこんな表情をしています。
あと、意外に感じることに、豊かな胸も装備。
ただし、たまにデフォルメされたコミカルな表情をすることもあり、概ねクーに辛らつな一言を発するときに、この表情をします。

このコミカルな表情は、アニメではほとんど使用されなかったため、この表情の多用はコミック版の特徴の一つと言えるでしょう。
お次は、エディルレイド完全保護協会・アークエイルの皆さん。

左から、ローエン、シスカ、キーア。
ちなみに、シスカはローエンの先輩。キーアはエディルレイドであり、ローエンと同契(リアクト)して戦う場面もあります。
ここでのイチオシキャラは、やはりシスカでしょう。
普段は上のような、にこやかな表情かシリアスな表情が多いのですが、ごく稀に凶悪な状態に陥ってしまうことも・・・。

ちなみにこの場面では、悪人を追い詰めているわけではなく、通りすがりの村人を襲っています。
こりゃただの悪人だ・・・。
さて、登場人物だけを紹介するのも芸がありませんので、場面も1シーンだけ紹介したいと思います。
場面はエレ・ブランカという村で、村の風車の前に砦を作り、村を我が物顔で支配している砦の主にレンが捕らえられてしまい、エディルレイドであることを確認するために服を破かれるシーン。

許せんっ!!
この先、もう少しばかり過激なシーンも展開するのですが、そちらはコミックスの方でお願いします。
この巻の終わりでは、レンを救出に来たクー達の前で、レンが砦の主に対して、「自分をうまく使ってくれる人の方がいい」「私を・・・あなたのものにしてくれる?」という衝撃発言を発して、2巻に続きます。
注)画像引用元:EREMENTAR GERAD 1/p.56,p.35,p.43,p.110,p.150
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